この記事でわかること
- ゲイバーの時給について
- サポやパパ活との稼げる金額の比較
最近は、ゲイだけではなくノンケも働くようになってきた「ゲイバー」。
ちょっとしたアルバイト感覚で働くことができるので、男性の副業としてもピッタリなんですよね。
しかし、そこで気になってくるのが「ゲイバーの時給」です。
夜の仕事ということで稼げそうなイメージのあるゲイバーですが、実はお店によってはそこまで稼げる仕事ではありません。
そして中には「サポとパパ活、どっちが稼げるんだろう?」と疑問に感じている人も多いことでしょう。
そこで今回は、その「ゲイバーの時給」や「サポとパパ活との比較」について詳しく書かせていただきます。
この記事の目次
ゲイバーで働いたときに貰える時給
「ゲイバーは水商売だから稼げる!」
そう考えてゲイバーで働こうと考えている男性がいますが、実はそんなことはありません。
ゲイバーは水商売の中でも「最低賃金」と言われており、キャバクラやホストと比べても、時給はとにかく低いです。
深夜バイトの最低時給と変わらない店がほとんど
というのも、深夜バイトの最低賃金と変わらない店がほとんどなんですよね。
2024年現在の東京での深夜最低賃金は「約1,454円」なので、1,500円となっている店が多いです。
※東京以外ではもっと低いです
また中には最低賃金以下の店もあり、アルバイトというよりかは、単なる「個人的なお手伝い」という感覚なんですよね。
給料が高い店=ノルマや枕営業などを求められる
もちろんゲイバーの中には、給料が高い店もあります。
新宿2丁目や堂山町でも、時給2,000円以上となるゲイバーもありますし、稼げないとは一概には言えません。
ただ給料が高い店となれば、
- 常に賑わっていてお酒を強制的に飲まされる
- ノルマが用意されている
- 枕営業を断ることができない
などのデメリットもあります。
ゲイバーとは言え、いろんなタイプのお店がありますので、そのあたりは働く前にきちんと確認する必要があります。
インセンティブが入る店もある
基本的な時給では稼げないとは言え、インセンティブが入る店もあります。
- お客さんからお酒をもらった時
- シャンパンなどの高級なお酒を入れてもらった時
- お客さんと同伴出勤をした時
条件はお店によって違いますが、給料とは別にキャッシュバックを受けることができます。
特に大手のゲイバーなんかは、こういったインセンティブが充実しています。
月給制のゲイバーは幹部候補か雇われママとしての勤務
たまに求人情報誌に、月給制のゲイバーの仕事が掲載されていることがあります。
ただ、それはゲイバースタッフのアルバイトではなく、
- 大型ゲイバーの幹部
- 雇われママやチーママ
になることがほとんどです。
そのため仕事内容もきつく、体力や精神的な負担もかなり大きいです。
ゲイバー勤務は想像以上に稼げない現実
ゲイバーは「経営」するとなれば稼ぐことはできます。
ただアルバイトとして「勤務」するのであれば、
- 収入やシフトが安定していない
- お客さんからのチップがない
このような理由で想像以上に稼げないんですよね。
収入やシフトが安定していない
ゲイバーで稼げないのは、収入やシフトの不安定さがあります。
「ゲイバー」と聞くと、常に繁盛して忙しいイメージがありますが、それはあくまでも一部のゲイバーだけです。
週末やイベント時でも客が入ってない店もありますし、平日なんかは誰もこない日もあります。
そのため常に勤務できるわけではなく、
- 混雑が予想される日だけ
- 週末の一部の時間帯だけ
というようにスポット勤務になることも多く、お客さんがいない場合は、早く帰らされることもあるんですよね。
もちろん給料の保証などはありませんので、かなり不安定な収入になるんです。
お客さんからのチップがない
また「水商売=チップがある」と思われがちですが、それはあくまでもキャバクラやホストでの話です。
ゲイバーにはそんなシステムがありませんし、チップを渡してくれるようなお客さんも来ません。
そのため収入に関しては、純粋に働いた分だけになり、店によっては1日で5,000円以下の稼ぎになることもあるんです。
それを考えると、ゲイバーでの勤務は「夢がない」とも言えるでしょう。
経験者ならわかる!ゲイバーで働くと後悔する理由
僕は今まで2つのゲイバーで働いたことがあります。
もちろん僕はお酒が好きなので、自分から働いたのもあるんですが、
- お酒による体調不良
- アルコール依存症になる危険性
- 人間関係のトラブル
- ゲイとしてモテなくなる
- 何年勤務しても時給が上がらない
- 生活リズムが狂ってしまった
こういった理由で後悔しているんですよね。
今まで周りのゲイバー勤務をしてきた男性の意見もふまえて、順番に紹介させていただきます。
お酒による体調不良
今は昭和ではないので、お酒をムリに飲まされることはありません。
とは言っても、ゲイバーで勤務をする=お酒は必ずと言って飲むことになります。「飲めない」ではお客さんもシラけます。
そのため必然的にお酒を飲む量が増えて、
- 二日酔いによる体のだるさや頭痛
- 腹痛や下痢
- 肝臓への負担
こういった影響もあり、常に体調不良に悩まされていました。
これがゲイバーで働く日だけであればいいんですが、そうはいかないのが現実で、普段からも出るようになるんです。
アルコール依存症になる危険性
これは僕の話ではないんですが、ゲイバー勤務により、アルコール依存症になった人もたくさんいます。
- お酒を飲む量が増えてしまった
- 飲まないと落ち着かなくなってきた
- 生活の中でお酒を手離せなくなった
そしてゲイバーで稼いだお金を全てお酒代につぎこむようになり、最終的に重度のアルコール依存症になる人も多いんです。
人間関係のトラブル
そしてゲイバーは人間関係のトラブルが多いです。
お酒が入っているので気が大きくなることも原因なんですが、夜の世界は「人間の本音」が出やすい場所でもあるんですよね。
- スタッフ同士による蹴落とし合い
- あることないこと噂を広められる
- お客さんとの痴情のもつれ
これが常につきまとう状態でもありました。
最悪の場合は、私生活にまで影響が出てきますので、その点は注意したほうがいいでしょう。
ゲイとしてモテなくなる
ノンケの男性には関係のないことですが、ゲイバー勤務は同じゲイから本当にモテなくなります。
よほど見た目が良ければ話は別ですが、
- 「ゲイの世界に染まっている人」として線引きをされる
- 一般人として扱われなくなる
- 恋愛や友達の対象として見られなくなる
普通にこういったことが起きるんですよね。
またお店に在籍中だけではなく、辞めたあとでもその影響が続くこともあるんです。
何年勤務しても時給が上がらない
ゲイバーで勤務をしている人の中には、何年も勤務を続けている人もいます。
ただ揃ってみんな口を揃えて言うのは、
- 給料が全く上がっていない
- ママに交渉をしても上げてもらえない
というような愚痴なんですよね。
お酒や人との会話が好きであればまだいいですが、そうでなければ続けても意味のない仕事です。
生活リズムが狂ってしまった
そしてゲイバー勤務は、確実に生活リズムが狂います。
- お酒による体へのダメージ
- 睡眠の質の低下
- 営業終了後の付き合い
こういったことにより自律神経が狂ってしまい、生活の質自体が低下するんですよね。
メンタルが壊れることもありますので、最悪の場合は「うつ病」などが発症して、人生に影響が出ることもあります。
ゲイバーとパパ活やサポではどちらが稼ぐことができる?
では少し余談にはなりますが、ゲイバーとパパ活やサポとの比較を紹介します。
僕は今までいろんなゲイ業界での仕事をしてきたことがありますが、
- ゲイバーでの勤務
- 売り専での勤務
- パパ活やサポでの活動
主にこの3つでお金を稼いできました。
今は社会人として一般的な生活をしていますが、それでもパパ活やサポに関しては続けています。
そして今までの最高月収は100万ほどで、かなり稼いだ実績があります。
パパ活やサポのほうが稼げる
結論から言うと、ゲイバーで勤務をするよりかは、パパ活やサポをしたほうが稼げます。
というのも、まず稼げる金額が桁違いですし、パパ活やサポは思い立ったときに始めることができます。
即金性もありますし、普通に生活をしてたら想像できないようなお金を貰えるんですよね。
例えば相場としては、
- キス、口や手での性交渉=5,000円~10,000円
- アナルセックスありの性交渉=10,000円~15,000円
となりますが、交渉に慣れてこれば、これ以上に稼ぐことも可能なんです。
売り専と違って、個人の交渉でどうにでもなりますし、お金持ちと出会えればチップや高級なプレゼントなども貰えますからね。
また拘束時間もゲイバーほど長くないですし、1時間程度で終わることがほとんどです。
それを考えると、ゲイバーとは比較にならないくらい稼ぐことができるんですよね。
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参考「ゲイ活」「パパ活」「サポ」「売り専」の明確な違いとは?ゲイ業界のアレコレ
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ゲイバーはあくまでも「時給制の勤務」
ゲイバーで働くときに考えてほしいのが、あくまでもゲイバーは「時給制の勤務」ということです。
そのためアルバイトと同じ感覚ですし、稼げる金額には限りがあります。
ゲイバー自体は21時~5時くらいまでの営業とは言え、ほとんどの店がが忙しい時間帯と曜日だけなんですよね。
ということは、週2回で5時間だけ、時給が1,500円としても、
- 1,500円×5時間×週2回=60,000円(月に8回ほど)
- お酒を飲まされて翌日は潰れることがある
もし週5で働ける店があったとしても、
- 1500円×5時間×週5回=150,000円(月に20回ほど)
- 本業との掛け持ちで働くのは不可に近い
- 常にお酒が入って体に疲れが残っている状態
となり、死ぬほどしんどい思いをしても夢がないような数字になります。
ゲイバーは働ける地域も限られてくる
そして何よりもゲイバーは働ける地域が限られてきます。
今は全国的にどこの地域でもゲイバーは存在していますが、密集している地域は限られてきます。
繫盛していないゲイバーだと、そもそもバイトをすることもできませんからね。
また人気店などは、すでに働いている人もいますので、募集していることもありません。。
それを考えると、ゲイバーは「働ける条件」なども限られてきます。
ゲイバーで勤務をして個人間の関係を持つのもあり
とは言え、ゲイバーを利用する方法があります。
それが「ゲイバーで勤務をして客引きをする」という方法です。
ゲイバーで勤務をすると、必ず自分のことを気に入ってくれるお客さんが出てきます。
そしてお店で働いていると連絡先の交換もしやすいので、個人的に仲良くなりやすいんですよね。
そのため一度ゲイバーで勤務をしてから、そこで太客を見つけるのはアリでしょう、
ただ客引きを禁止しているお店も多いので、その点は注意してくださいね。
まとめ:ゲイバーは経験として働いてみるのはOK!
今回は、ゲイバー勤務の時給について紹介させていただきました。
今はゲイバーとは言っても、ゲイだけではなくノンケでも働くことができます。
そのため「お金を稼ぎたい」という気持ちから、働こうと考えている男性も多いでしょう。
ただ現実的にゲイバーは稼げる場所ではないですし、そこまで夢のある仕事でもないんですよね。
それをふまえて、すぐにでもお金を稼ぎたいのであれば、パパ活やサポに手を出してみるのもいいですね!